海釣りの基礎知識と始め方
海の釣り場のいろいろ
一言で海釣りと言っても釣り場によって釣れる魚も違えば、もちろん釣り方も違います。
中には、釣りを始めたばかりの人が一人でチャレンジするには危険な場所も…
細かく種類を分けて説明したらキリがないので代表的な釣り場を簡単に説明します。
初心者大歓迎!海釣り4大メジャー 堤防釣り
港の岸壁や防波堤などで釣りをする事です。
はじめて釣りをする方は、まずここから始めると良いです。
理由は人工的に整備されていることです。
●コンクリートで平らに整備された足場。
●港内は防波堤のおかげで高波による危険性も少ない。
さらに
●場所を選べば写真のように車をビタ付け出来て何かと便利。
●ほぼ毎日来ている常連釣り人がいて分からない事が聞ける!
それでいて、釣れる魚も小さい魚とは限らない!
小魚(ベイト)を追いかけてきた大きな魚も運が良ければ釣れる!
初心者だけでなくベテランも十分に楽しむことが出来る。それが堤防釣りです。
堤防釣りの代表的な釣法
1.サビキ釣り
2.ウキ釣り
3.投げ釣り
4.探り釣り
5.ルアー釣り
6.泳がせ釣り
広大な水平線にキャスト!海釣り4大メジャー サーフ釣り
本来、サーフ(surf)とは「打ち寄せる波」とかいう意味らしいですが
釣りにおけるサーフ、すなわちサーフフィッシングは【砂浜】で
釣りをする事です。
釣りをする上での安全性は高いと言えます。
砂浜から釣るので余程海の中に入って釣る等の行為をしない限りは
まず、海に引きずり込まれて溺れる。海に落ちて溺れるという様な
ことは起こりません。
釣りをしない人は砂浜といえば海水浴やサーフィンをするイメージで
釣りをするというイメージを持ち辛いかも知れません。
しかし、サーフで釣れる魚は魅力的な魚が多いです。
代表的なのはヒラメやマゴチといったフラットフィッシュ。
その他ではシーバス(スズキ)やイナダ(ブリ)などの中型魚
さらにイカなども狙う事が出来ます。
私個人の感想ですが、サーフの魅力は何と言っても広い事。
堤防は人気の場所では釣り場が無くなる位混雑していたり
隣の人とも数メートルしか離れていない距離にも拘らず
その間に釣り人が入り込んで釣りを始める事が良くあります。
のべ竿(リールの付いていない竿)で釣っている人だけなら
2メートルも離れていれば糸が絡むことは少ないですが
ちょい投げしてる横に入って来て、その人までちょい投げを
始めちゃった時には簡単に糸が絡んで釣りどころではなくなります。
その点、サーフでの釣りは手前は海の底が浅くなってるので
釣り人は皆さん沖に向かってキャスティング(投げ)します。
お互いに糸が絡むことが無い様に気を遣いますので隣の人との距離を
取ろうとしますし、離れるのに十分な広さがあります。
多少、風に煽られたり、ミスキャスティングして変な方向に飛んで行っても
オマツリ(他の釣り人と仕掛けや糸が絡みあう)することはありません。
そういう意味ではこれから釣りを始めたいという人向きな場所なのですが
先程も記載した通り、キャスティングしてある程度沖までルアーや仕掛けを
投げる技術が無いと釣りを楽しむのは難しい場所となります。
初めての方は釣るのを目的とせずキャスティングの練習をする場と考えたら
最高の練習場になるに違いありません。堤防釣りで釣りの楽しさを知ったら
次のステップとしてサーフでの釣りを楽しむのがオススメです。
サーフ釣りの代表的な釣法
1.ルアー釣り
2.投げ釣り
危険もあるが魅力満載!海釣り4大メジャー 磯釣り
自然の岩場(磯)で釣りをする事です。
磯釣りは陸地から歩いて行ける地磯での釣りと船に乗って
小島に渡してもらう磯での釣りがあり、地磯の場合は場所も限られて
しまうので多くの場合は後者の船で小さな無人島に瀬渡しをして
もらいます。
人の手が加わっていないので、足場は悪く、波が高い日は
平気で波しぶきを浴びます。しぶきではなく、波をかぶる事も…
また、地磯の場合は磯に辿り着くまでも平坦な道である場所は少なく、
急な斜面を下ったり、逆に登ったりという危険があったりします。
トイレなどはまず、ありません。
車を停める場所も邪魔にならない場所を見つけて停めて
そこから徒歩で釣りをするポイントまで向かう事になります。
沖の小さい磯に船で瀬渡ししてもらう場合は、迎えが来るまで
無人の岩場で孤立します。こちらも管理されている磯では
ないのでトイレなどは無いと思って下さい。
という事で、初心者の方がいきなり磯釣りに挑戦するのは危険過ぎます。
慣れている方に連れて行ってもらうか、ある程度、釣りというものを
理解されて磯釣りがどういうものか知識を得た上で行かれるのが
宜しいかと思います。
万が一、足を滑らせたり、大物が掛かった勢いで海に落ちるといった
事故が発生する可能性もありますので、生命を守る為に
ライフジャケット(フローティングベスト)は必ず着用して下さい。
なお、瀬渡しの場合は着用してないと船に乗せてもらえません。
貸出してくれる所もありますが、磯釣りをするならぜひ自分で準備
しましょう。
そんな危険を伴う釣りをなぜ好んでするのか?
それは手付かずの自然が残る磯では堤防では出会えない大物や
珍しい魚に出会う事が出来るからです。
磯釣りの代表的な釣法
1.ウキフカセ釣り
2.ルアー釣り
至れり尽くせり!海釣り4大メジャー 船釣り
その名の通り船に乗って釣りをする事です。
←桜マークがこちらですがこのマークが
付いていれば何でも良いというわけではありません…
ライフジャケットにはタイプがあり、『Type-A』が
無難です。詳細は長くなってしまうので別で記載します。
話を元に戻しますが、船で沖に出て海上で釣りをします。
敷居が高そうに感じるかも知れませんが、意外にそうでもありません。
なぜなら、自分で船を操縦して沖に出て…なんてことは余程の釣り好きか漁師さんでも
無い限りありません。
船宿に予約してしまえば(今はほぼネット予約です。予約サイトもちゃんとあります。)
あとは経験豊富な船長さんが釣れるポイントまで案内してくれますし、自分の状態を
事前に伝える(竿も何も持っていないなど)と大体の船では準備してくれます。
↓利用すればポイントも貯まる!船釣り予約サイト!
こんな至れり尽くせりで釣りが出来るのですが、そうなるとやはりお金は掛かります。
道具を自分で揃えて、船代だけで釣りを楽しむとすれば狙う魚などでも
金額は変わりますが大体は1日船で6000円~12000円位で収まるはずです。
詳しくは船宿のHPや予約サイトなどで確認して下さい。
船釣りの代表的な釣法
1.胴突き仕掛け釣り
2.ルアー釣り
3.サビキ釣り
海釣りに必要な道具を揃えよう。
さあ、いざ釣りにチャレンジだ!と思っても一体何を準備すれば釣りが出来るのだろう?
釣りをやっている知り合いがいれば聞けば教えてくれますが、いなかったらどうしよう。
ネットで検索してみる?釣具屋さんに行ってスタッフさんに聞く?実際に堤防に出向いて
釣りをしている人に聞いてみる?
いずれも正解。
一応、ネットで調べてここに来て下さった方のために私が釣りをする上で無いと困る道具と
あったら助かるなという道具を紹介させて頂きます。
竿(ロッド)
魚を釣るのに竿が無くては釣れません。
まぁちょっと丈夫そうな木の枝に糸と針さえ付ければ釣りは出来ますが…
そんなサバイバルチックな釣りをしたいわけではないと思うので竿を購入しましょう。
竿にもたくさん種類があってよくわからないと思います(私も正直わかりません。)
ただ、これから釣りを始める方に経験から私がオススメしているのは
安い竿セットもしくは万能竿と呼ばれている竿です。
最初から『俺はチヌ(クロダイ)釣師になる!』って某アニメの主人公の様に
目標が定まっている方は別ですが、とりあえず『釣り』をしたいという方は
専用竿ではなく、安い竿セットで充分です。
釣りの魅力に引き込まれたら、すぐに『タイが釣りたい。』『シーバスが釣りたい。』
など欲が出てきます。『磯釣りがやりたい。』『船釣りがしたい。』かも知れません。
そしたら、ちょっとお金を掛けてその釣り用の竿を品定めすればいいのです。
ですから、私が最初にオススメしているのはこういうものです。
プロマリン(PRO MARINE) 2011-05-05
•セット竿
• 規格:360 •振出 •全長m:3.60 •継数:5 •仕舞寸法cm:82 •自重g:218
•先径/元径(mm):2.3/22.2 •適合鉛(号):2~10 •付属糸号:3
- セット内容:波止スキンサビキ5号×2枚、ウキ10号×1、プラカゴ10号×2、
プロペット×1、はさみ×1、タオル×1、釣場で役立つ仕掛図×1
- 釣り方、フィールド:堤防サビキ釣り
- 対象魚:アジ、サバ、イワシ
• セット竿
• 規格:300 •振出 •全長m:3.00 •継数:6 •仕舞寸法cm:67 •自重g:230
•先径/元径(mm):1.8/20.7 •適合鉛(号):6〜20 •付属糸号:4
これらの竿でもルアーは投げられます。もちろん扱いづらいですが…
でも、これから始められるという方であれば、こんなものかと受け入れ
易いと思いますし、いざ本当にアジングロッドやシーバスロッドといった
専用竿を買って使用したら、その使用感に感動できると思います。
練習用には使い辛い、重たいといった負荷がかかるものを使用した方が
練習になるものです。
ちなみにどうしても竿とリールは別で購入が良いと思う方は
お手頃価格のものがありますのでこちらをご紹介します。
•規格:3-360遠投
•仕様:振出•全長:3.60M•継数:4
•仕舞:102cm•自重:197g•先径/元径:1.6/22.7mm
•ロッド(釣り竿)タイプ:スピニングロッド
•主な釣り場所;防波堤釣り/波止釣り 船釣り 磯釣り
•主なターゲット:アジ サバ メバル クロダイ メジナ イワシ カレイ キス コノシロ チカ ニシン
•全長(m):3.50 •継数(本):4 •仕舞寸法(cm):101.5
ここで紹介している竿は3.0mから3.6mとなっています。
本来、サビキ釣りや遠投を行なうのであれば4.5mから5.3m位の長い竿をオススメ
したいところなのですが、1本で色々な釣りを楽しむ為の竿として紹介させて
頂いてますので、ルアーも投げる事を考えるとあまり長さのある竿ですと
扱い辛さが増す為、この長さでご紹介しております。
リール
リールにも種類があります。
ライン(糸)を巻き取る仕組みが違うものやラインの太さや長さで
リールの大きさが違ってきます。
出典:DAIWA
こちらはスピニングリールと呼ばれるものです。
釣りを良くわからない方が釣りのリールと聞いて想像するのはこの形
ではないでしょうか?最初はこのタイプを使うのが無難です。
出典:DAIWA
こちらはベイトリールと呼ばれるものです。
スピニングリールよりも扱いが難しく、失敗するとバックラッシュと
言って、ラインが絡まるトラブルが発生します。
スピニングリールよりも精度の高いキャスティングが可能で遠投性能も
スピニングリールを上回りますが、キャスティングに技術が必要です。
出典:DAIWA
こちらはフライリール、太鼓リールとも呼ばれます。
厳密に言えば違いがあるのですが、構造は同じなのでまとめさせて
頂きました。
その違いとはフライリールは名の通り【フライフィッシング】で使用
するリールです。フライフィッシングでは普通の釣りに比べて
圧倒的に太いライン(フライライン)を使用します。
その為、太い糸を数十メートル巻ける様に、スプールの軸が細くなって
います。
太鼓リールはチヌ(クロダイ)の落とし込み釣りなどに使われ、
巻かれるラインも3号程度のラインになりますのでスプール軸が太くなっています。
出典:DAIWA
こちらは電動リールと呼ばれるものです。
その名の通り電動で仕掛けを巻き上げてくれます。
水深が数100mに及ぶ沖の船釣りなどで愛用されます。
カウンターが付いているので水深も把握が出来ます。
短所としては金額が高い事。そして機械的に巻き上げるので
魚との駆け引きを楽しみたい方はちょっと物足りない感じになるかも。
しかしながら、船釣りでエサを替えるたびに数100mを自力で巻き取って
船長さんに指示された水深はラインの色や自分の感覚に頼る釣行では
相当、効率が悪い上に疲れが出るので電動リールを使用した方が良いです。
出典:DAIWA
こちらも電動リールなのですが、ワカサギ釣り用です。
ワカサギ用も最近では電動リールが愛用されてます。
ワカサギ釣りは落としては巻いて落としては巻いてを
繰り返す事が多いです。(釣れ始めるとですが。)
その負担を大幅に軽減。アワセと同時に巻き取りボタンを
押す事でアワセ後のバラシを軽減できます。
もちろん、液晶表示による水深把握が容易なのも
ワカサギ釣りにとってはかなり釣果に影響します。
と、リールにも種類があります。
汎用性が高く、初心者にも使いやすいのは【スピニングリール】です。
セット竿で紹介させて頂いたものも付属のリールは
【スピニングリール】となります。
こちらに関しても竿とリールは別で!という方の為に
安価でコストパフォーマンスが高いと思うものを数点紹介致します。
コストパフォーマンス重視!初めてのリールにこの1台!
ここでは堤防釣りを視野に入れた竿やリールを紹介させて頂いてます。
リールの冒頭で申し上げた通り、遠投で大きな魚を狙う際はリールのサイズも
4000番や5000番と大きくなります。
決して5000番のリールを使ったら小アジは釣れないのかというとそうではなく
仕掛けの糸(ハリス)やハリの大きさで変わって来ますが、大きいリールは
自重がありますので疲れますし、対応しているラインの太さより細いラインを
リールに巻くと必要以上な長さのラインを巻く事になったり、常にスプールエッジが
突出している状態で何かと不都合なので汎用性が高い2500番辺りで紹介させて頂きました。
ライン(道糸)
ラインとは道糸(ミチイト)の事でリールに巻かれている糸です。
そのまま、釣針に結ばれることもありますが、仕掛け釣りの多くの場合は
ハリスと呼ばれる糸と針を結びます。
要するにミチイト→ハリス→釣針という様に結束されます。
また、リーダーと呼ばれる糸もあります。厳密に言えば違うのかも知れませんが
ハリスと同じと考えて頂いて構わないと思います。
ここではラインの種類について説明させて頂きます。
一方、ハリスに関してですが、売られている仕掛けというものは
ハリスと針がすでに結束されている状態の物がほとんどで
ラインと結ぶ(サルカンで繋げる)だけになっているからです。
針とハリスを別で買って1から自分で仕掛けを作るのは、玄人さんになって
自分の作った仕掛けで魚を釣るなどのこだわりが出てからで十分です。
ではまず
Ⅰ、ナイロンライン
出典:東レ
釣りに於いて最も一般的なラインです。
長所
・価格が安い。
・透明で光の屈折率が低く水中で目立たない。
・柔らかく、伸びやすいのでライントラブルが軽減される。
(リールでの巻き癖が付きにくい)
・遠投性能が高い。
・上記、理由により初心者に扱いやすいライン。
短所
・魚のアタリが伝わり辛い。
・紫外線で劣化する。
・根ズレで傷つき切れやすい。
・吸水して劣化する。
というような特徴があります。劣化する劣化すると書いておいて
なんですが、元々はナイロンラインしかなかったとも聞いています。
リールに巻く道糸としてはフロロラインよりも向いています。
PEラインなど道糸に適した高価なラインもありますが、値段も安いので
ナイロンラインも使ってみて欲しいと思います。
Ⅱ、フロロライン(フロロカーボンライン)
出典:Seaguar
重くて硬い丈夫なラインです。
長所
・硬くて伸びないので魚のアタリが取りやすい。
・重いので水に沈みやすく、風や波の影響を受け辛い。
・根ズレに強い。
・紫外線で劣化しない。
短所
・ナイロンに比べて値段が高い。
・硬いので巻き癖が付きやすくライントラブルが起こりやすい。
・根ズレで傷つき切れやすい。
・硬いので折れ目が付きやすい。
というような特徴があります。
リールに巻く道糸として使用した場合、その硬さゆえに
スプールの周径の癖がつく為にラインが絡まるトラブルが
発生しやすいです。その為、スプールに巻かれる事がなく
根ズレに強い特徴から仕掛けの糸(ハリス)として使用される
事が多い糸です。
Ⅲ、PEライン
出典:YGK
ポリエチレン素材のラインで抜群の耐久性です。
長所
・伸びないので魚のアタリが取りやすい。(フロロライン以上)
・引っ張る力に対して強い。
・紫外線で劣化しない。
・巻き癖が付き辛い。
・強度がある為に他のラインより細い号数で使用出来る。
・細い糸を使用出来る為、空気抵抗が少なく飛距離が出やすい。
短所
・値段が高い。
・傷に弱い。
・ショックリーダーを結ばないと切れやすい。
・魚からは丸見え。
・強風の時は風に流されやすい。
というような特徴があります。
船釣りやルアー釣りによく使用されます。
PEラインは非常に強い糸ですが急な衝撃に対しては切れやすい一面が
あります。その為、直接ルアーに直結はせずショックリーダー(リーダー)
というラインを間にかませることでPEラインに加わる衝撃を吸収します。
PEラインとリーダーの結び方は種類があり、何かしら習得しておかないと、
いざ釣り場でPEラインとリーダーの結束部分からブレイクした場合
釣りを続けられなくなります。
代表的な3つのラインをご紹介させて頂きましたが
その他にもポリエステル素材の【エステルライン】やPEとフロロを合成
することで長所を生かしたラインなど新たなラインもあります。
初めのうちは王道のナイロンラインやPEラインを使用して、
慣れてきたら合成ラインなどのハイブリッド的なラインを用途に合わせて
使用していく事をオススメ致します。
エサ・ルアー(疑似餌)
ひとえにエサといっても色々種類があるのでここでは紹介しきれませんので
簡単な紹介とさせて頂きます。いつか細かくご紹介出来たらと思います。
Ⅰ.生き餌
残念ながら売っているのは虫系が多く、苦手な方も多いと思います。
有名なところで【イソメ】。イソメにも種類があり値段やサイズも
変わって来ますが虫が苦手な方はどれも同じに見える事でしょう。
まぁ、大体このようなやつです(笑)
主に、チヌ(クロダイ)やヒラメ、根魚などを狙う時に使用しますが
なんだかんだで万能エサです。
その他、生き餌は現地調達も出来ます。
生きた魚(小アジや小イワシなど)を生きたまま、針に付けて釣る
泳がせ釣りでは大物の魚を釣る事が出来ます。
その他、堤防や磯などにもいる小さなカニや貝なども餌として使えます。
Ⅱ.死に餌
その名の通り死んでいるエサ。
サビキ釣りの必須アイテム【アミエビ】や刺しエサに使う
【オキアミ】。まぁ大きさは違いますが共にエビです。
その他、魚の切り身や小魚も死んでいる状態のものを餌とすれば
死にエサです。
Ⅲ.配合エサ
主に数種類の粉餌を練り合わせて撒き餌として使用します。
エサや化合物を粉末化したもので魚を誘い出す効果があります。
粉餌が海水で溶けて流れ出す事で魚を誘い出し、仕掛けに食いつかせます。
撒き餌は魚を寄せるエサとして使われるので、仕掛けには
別途、刺しエサなどが必要です。
粉餌を使う場合は混ぜ合わせる入れもの(バッカン)や
撒き餌を投げ飛ばす為の柄杓などの道具を購入する必要があります。
エサは非常に多くの種類があるので細かく説明出来ませんが大きく
分けてこんな感じになります。
Ⅳ.ルアー(疑似餌)
これも多くの種類が存在するのですべてを紹介出来ません。
大分類として【ハードルアー】か【ソフトルアー】かの2種類があります。
ハードルアー:硬い素材で出来ているルアー(金属やプラスチックなど)
ソフトルアー:柔らかい素材で出来ているルアー(ゴムやシリコンなど)
ハードルアーはそのもの単体に重さがあり、リップと呼ばれる水受けを
付けたり、ルアー自体の形状を加工する事により、水に潜ったり
ブルブルと震えて魚を誘いながら動いたりと種類により様々な特徴があります。
ソフトルアーはそのもの単体では軽い物が多く、ジグヘッドと呼ばれる
オモリを先端に付ける事により、水に沈ませる。釣法によっては
ジグヘッドを使用せず、水に沈めない様にしながらトップ(水面)を
狙う事も出来ます。
続いてはハードルアーの所で少し触れましたがルアーの重さについて
トップウォーター:常に水面に浮いている(軽い)
フローティング:静止すると水に浮くタイプ(軽い)
サスペンド:静止すると水中に留まるタイプ(水と同じ比重)
シンキング:静止すると水に沈むタイプ(重い)
最初、私は英語が弱いのでシンキングとフローティングがどっちがどっちか
どうしても覚えられませんでした。
どうやって覚えたかというと『コーラフロート』そう、コーラの表面に
バニラアイスが浮いている飲物です。
フロートはバニラアイスが浮いているのです。
これのおかげでフローティング⇒浮いていく。ということは
シンキング⇒沈んでいく。を理解出来ました。
続いて形状や動きの種類です。
ジグ:鉛などの金属を棒状・板状に固めて作られたルアー
出典:メジャークラフト jigpara
ジグといえばメタルジグ。メタルバイブなどもあります。
全体が金属なので重いです。もちろん各種サイズや重量が取り揃えられ
数g~数百gまであります。
重さがあるので遠投に向いており、基本はフォール中に喰わせるルアー
となります。多種多様な魚に対応しており、様々な動きを加えやすい
ルアーです。また、安価な物も多く、初めて行った場所などでボトム(底)
を探るのによく使われます。(根掛かりしてロストしても経済的に…)
その為、常に複数個を持ち歩く必要があります。
プラグ:プラスチックや木が素材の小魚を模したルアー
出典:Jackson
先に説明しましたルアーの重さによる区分は、ミノーで良く使われます。
その他、トップウォータープラグ、バイブレーションプラグなどがあります。
ちなみにミノーとは小魚という意味です。
見慣れない方が見た際の最大の特徴は何と言ってもリップと呼ばれる
魚の口から伸びている透明な板状のブツでしょう。
ちなみにリップが無いもの(リップレスミノー・ペンシル)もあります。
リップ付のモノは、巻き取りの際にリップに水が当たることにより
水の抵抗を受けて様々な動きをします。その動きで魚を誘い食いつかせます。
また、フローティングミノーにおいては黙っていたら浮かび上がるので
ラインを巻いてリップが水の抵抗を受けると水中に潜る役割も果たします。
ワーム:ゴムや合成樹脂が素材で出来ている柔らかいルアー
出典:DAIWA
柔らかく軽いものが多い為、ジグヘッドと呼ばれる針のついたオモリに
刺して水に沈みやすくしたり、そのまま針に付けて水面で誘うなど
様々な使い方が出来ます。サイズも大小様々あり、狙う魚種によって
使い分けます。共通しているのは柔らかい為、耐久性は低い物が多い
という点です。魚の匂いを付けて誘いやすくしたものや魚そっくりに
見えるもの、魚だけでなくイソメやエビに似せたものなど種類も様々です。
その他、イカ釣り用のエギ(餌木)や鯛を狙う為のタイラバなど、種類は
たくさんありますが、ここではこの辺にしておきたいと思います。
魚を入れる物(クーラーボックス・ビニール袋)
若干、必須アイテムにこれを入れるか悩みましたが…
悩んだ末に入れました。釣った魚を持ち帰るものです。
釣れたらすぐに帰る、そして家も近いなら魚が入るサイズのビニール袋で
十分ですが、釣りを続けたり、家が遠いなどの場合にはクーラーボックス
などの保冷箱は必要になります。
せっかく釣ったばかりの鮮度が高い魚もちゃんとした入れ物が無いと
一気に鮮度が落ちますし、野ざらしにしていたら上空からは鳥類に
狙われ、陸からは野良猫などに持って行かれることもあります。
クーラーボックスも値段はピンキリですが、釣り上げてから何日も
運び歩く事が無い限りはそこまで高級品は必要なく、さらに言ってしまえば
釣り用のクーラーではなく、レジャー用のクーラーでも十分だと思います。
(玄人の釣り人には怒られてしまうかもしれませんが…)
ただし、釣り用クーラーは【釣り用】なので釣りに適したものですので
色々と便利な点があります。
例えばこちらのDAIWA製クーラーは
釣り用に設計されたクーラーボックスはレジャー用にはあり得ない『釣り』の為の
性能がたくさんあります。
魚を釣り上げる度に蓋を開け閉めしては暑い夏では内部の冷気はもちろん
氷なども溶け出して折角の保冷性能が台無しになります。
そんな時にこの小さい小窓から釣った魚を投入する事で内部の冷気が逃げる
のを最低限に抑え保冷性能を保つことが出来ます。
こちらのキャップは水抜きの為の水栓です。
魚を活かしておくために海水を入れた場合に持ち上げるのは一苦労です。
帰宅時にはここから水を抜く事で軽量化出来ます。
左右どちらからでも開ける事が出来る構造は非常に便利です。
ついでに蓋も取れるので掃除をするのも楽々。
蓋を開けた内部には冷気の脱気を防ぐ役目もあるトレーも付いていて
小物も入れる事が出来るようになっています。
そして、安価なクーラーの断熱材は発砲スチロールを使用しています。
多少の断熱効果はありますが、暑い夏には数十分で中の氷が溶けたり
まぁ、値段相応の断熱効果しかないということです。
続いて発泡ウレタン製です。こちらは一般的なアウトドア用のクーラー
ボックスに使われている素材で厚さがあれば十分に断熱効果を得られ
ますが、その分値段は高くなります。
そして真空断熱パネル製です。真空によりほとんど熱を通しません。
氷や保冷剤も長持ちする為に少量で良く最高級なクーラーボックスです。
もちろん、値段も最高級。アウトドア用のクーラーボックスにはまず
使われない(必要がない)断熱性能です。真空断熱パネルを使用した
クーラーボックスはまさに釣りの為に製造されたクーラーボックスです。
ちなみに発泡ウレタンの断熱材だと5~6センチ位で真空断熱パネルと
同じ保冷性能になると言われています。
釣り専用に設計されたクーラーボックスでも断熱材が発泡スチロールや
発砲ウレタンの物ももちろんあります。
また、真空断熱パネルを全面6面ではなく、底1面に使用して他は発砲ウレタン
にする事で値段を抑えていたりと様々な種類があります。
しかしながら、初めに申し上げたようにいずれの釣り用クーラーも釣りを始めた
ばかりで準備するクーラーではありません。
まずは、本当に安価なクーラーボックスで良いと思います。
見た目にこだわらなければ、発泡スチロールの箱(蓋付)に氷を入れても保冷性能は
ほぼ同じです。(持ち歩きに不便ではありますが。)
釣りにのめり込んで物欲が出てきたり、釣行上必要になったりした時に
購入すれば良いと思います。
⇒【続・はじめての釣り】へ
The following two tabs change content below.
ご訪問ありがとうございます。
今回の『釣り』はもちろんのこと、バンド活動やスポーツ各種、ゲームやアニメなどなど
興味を持ち経験しましたが全て広く浅く…そのため知識も広く浅く…
専門的な知識をお持ちの方々にご教授頂けたら幸いです。
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日頃から継続的に記事を更新できているのも、
読者様のおかげです。
これからも少しでも多くの釣り好きな方々に
役に立つ情報を配信出来たらと考えてますので、
ご理解頂けますと幸いです。