天秤仕掛け釣り

天秤とは


この様な仕掛けで、仕掛けを投げて着水から着底するまでに

仕掛けが道糸やオモリに絡まる事を軽減するものです。

固定式や遊動式などの種類があり、釣場の環境によって使い分けます。

投げ釣りや船釣りでは重宝する仕掛けです。

簡単なイメージ図です。

天秤の種類と特徴

天秤には大きく分けてL字型(固定式・遊動式)天秤と非L字型(半遊動式)天秤が

あります。様々な天秤が販売されていますが、L字型で有名なのは海草天秤、非L字型で

有名なのはジェット天秤や名古屋天秤、スパイク天秤などがあります。他にも弓型やK型

なんかもありますがキリが無いので基本的な部分で書いていきます。

L字型天秤

読んでその名の通り、天秤を構成する2本のアームが直角になっており、L字型に伸びている

という特徴があります。オモリは一体型のものと別で取り付けるものがあります。

使用する際に1本のアームを90度折り曲げて使用するものが主流です。

特徴としては、必要以上の力が加わらない限り、仕掛けを投げる時も着水した時も

着底した時も天秤のアームはL字型を保ったままになります。

アームが安定しているのでジェット天秤と比較して遠投性能に優れており、

仕掛けの絡みも少ない。また、着底後は海底で転がりにくく安定する。

反面、根掛かりしやすく、巻き取りの際はアームが水を受ける為、安定しない。

非L字型天秤

2本のアームが直接連結されており、固定されていない為、常にアームは動くという

特徴があります。投げる際はアームが折れ曲がり、仕掛けが糸に絡まるのを防ぎ、

巻き取りの際はアームが一直線になり、水の抵抗を受けずに巻き上げる事が出来る。

ジェット天秤は固体部(オモリ部)にウイングが付いている為、巻き上げの際に

一気に海底から浮き上がりやすく、根掛かりに強いというのが最大の特徴。

L字型天秤と比べると、投げの際は空気の抵抗を受けてL字に曲がるものの、可動するので

安定せず飛距離が出辛く、絡みの発生する可能性も高くなる。着水後も同様。

着底後は障害物が無い限り、アームはほぼ直線状になる上に、固体物にはフィンが付いて

いるので水流の影響を受けやすく、海底を転がりやすい。

なお、名古屋天秤はオモリを別に取り付ける為、ジェット天秤より根掛かりに弱い。




固定式(L字型)

L字型の2本のアームに道糸(力糸)と仕掛けをそれぞれ結び付けます。

写真ではアームを折り曲げる前なので2本ともまっすぐ伸びていますが

使用する時は一方のアームを90度折り曲げて使用します。

固定式の特徴は投げる時に可動するものが無い為、安定しているので飛距離が出ます。

魚がエサを食った時に天秤の重さ(違和感)を感じてしまい、食い込みが悪くなる可能性が

あります。反面、食いついた時はアームの反発力がアワセの役割を果たして針掛かりが

良くなる傾向にあります。置き竿で釣るというよりはリールを巻いてサビきながら釣る

キス釣りなどに適した天秤です。

遊動式(L字型)

糸をアームに結ぶのではなく、通す事により天秤が上下に可動する仕組みになっています。

アームの先端のリングが小さい方を竿側(ミチイト側)大きい方を仕掛け側にセットする。

投げた場合は小さい方のリングが仕掛けのサルカンなどに掛かる事で下限値となり、

着底後は糸をフリーにすることで、魚の喰いつき時に天秤の重さ(違和感)を感じさせずに

喰いつかせる事が出来る。

固定式に比べて飛距離が出辛く、飛行時の安定感が劣る分、絡みも起きやすい。

糸をフリーにするので置き竿での釣りに適しており、大物狙いは喰いつきの良い遊動式を

用いる事が多い。

半遊動式(非L字型)

非L字型の所でほとんど説明してしまいましたが、ジェット天秤に代表される天秤です。

可動式の連結されたアームとオモリが付いている方のアームの間を可動するのが特徴です。

飛行時はオモリがアームの連結部に動く為、オモリによって押し上げられたもう一方の

アームがL字型に開き、糸の絡みを軽減します。着底までは同様にオモリの重さで

アームをL字に維持したまま沈んでいきます。

可動式アームのおかげで魚の喰いつき時にはオモリの重さが無い分、固定式より

違和感が少なく、その分魚が喰いつきやすい。

ジェット天秤

半遊動式天秤の代表格でアームに通されているオモリ(シンカー)にウイングを

擁したパーツを付ける事により、巻き上げ時に水の抵抗を受けて海底からの

浮き上がりを良くして、根掛かりを回避します。

しかしながら、このウイングがある事と着底後にアームが一直線になる事により

海底を転がりやすく、潮の流れがキツイ場所では定位置に落としておくことが

難しい仕掛けでもあります。

着底後及び巻き取り時はこのように一直線になります。

名古屋天秤(円盤天秤)

ジェット天秤がアームに中通しされているのに対して、名古屋天秤は

アームに通されたスナップ付スイベルなどにオモリを別で付ける為に

オモリの交換が可能になっています。

アームからぶら下がる感じでオモリが付いている分、安定感に欠ける為

飛距離は出辛い、またジェット天秤のようなウイングもないので

浮き上がりはL字型天秤に似ており、根掛かりに弱い。

ジェット天秤はオモリがアームの連結部に移動する事でアームを

L字型に維持するが、名古屋天秤ではアームの可動域を設ける事で

飛行時の絡みを防止しています。

改良名古屋天秤という飛行時はL字になり、回収時は直線になるといった

改良を施された種類もある。名古屋天秤に比べて根掛かりに強いが

飛行時の絡みに弱い特徴がある。

スパイク天秤


基本的にはジェット天秤と同じ構造ですが、アームに付いているオモリに

特徴があります。

スパイクのような突起が付いているオモリが使用され、着底後に流されにくい構造です。

しかしながら、道糸が受ける潮流などによっては流される事もあります。

その他の天秤

個人でオリジナルで作った天秤を含めて天秤の種類は無数にありますが

結局は海の環境や対象魚により適した形を追求したものであり、

天秤としての役割はどれも同じです。メーカーさんから販売されている

仕掛けの中で良く目にする天秤を2つほど載せておきます。

弓型天秤(固定式)

主にキス釣りで使用されることが多い為、弓型キス天秤などとして

売られている事が多い天秤です。

弓型の名前通りに天秤が弓のような形になっています。

K型天秤


主に船釣り用として使われることが多いですが

キス釣り用のK型なども販売されています。

形に若干の違いがありますが、結局のところ役割は同じです。

まとめ

初心者の方でも手軽に出来るのは、やはりメーカーさんの出している

仕掛けセットです。天秤付きのちょい投げ釣りの仕掛けセットを購入して

ちょい投げ釣りから楽しみましょう。

投げ釣りの場合は遠くに飛ばす為に大きめのオモリを使用します。

力いっぱい投げるので竿と道糸がオモリの重さに耐久出来る物でないと

投げた瞬間に糸が切れたり、竿が折れてしまったりなんて事も。

ちょい投げ釣りで投げ釣りへの興味が出てきたら、天秤仕掛けの基本は

既に身に付いていると思うので、改めて自分が釣りたい魚に対応した

投げ釣り用の竿とリール、そして道糸を準備して、それに適合している

天秤仕掛けを準備しましょう。

そうしたら、ビックリするような大物をゲットする日も…

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Hakureiの部屋

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